メロンを食べると喉がイガイガするのはなぜ?

皆さんは、メロンを食べてイガイガしたことはありませんか?
私も先週久しぶりに食べたのですが、イガイガしました。

 

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痛みはないのですがこの違和感が…。と感じませんか?

そこで今回はこのイガイガの原因についてまとめてみました。

 


イガイガする理由


イガイガする原因はメロンに含まれている 『ククミシン』という成分にあります。

このククミシンが、喉の表皮を分解してしまうためにイガイガしてしまいます。

 

そして、このイガイガですが喉だけではなく唇や口の中にもイガイガ感を感じる人がいる様です。どうやら粘膜部分がイガイガするようです。

食べるときに触れた手などはイガイガしたり痒くなったりしませんよね?


なぜ粘膜部位だけがイガイガしてしまうのか?


手などの厚い表皮では何も感じませんが、粘膜部位の薄い表皮だと分解されている刺激がダイレクトに感じられてしまいイガイガを感じてしまうからです。

 

ククミシンは様々なタンパク質を分解し、果実中に含まれている量も多いためにこのような症状が出ると考えられています。
また、ククミシンは果実中の種子の周囲でつくられます。そのためククミシンは種子とともに捨てられますが、果汁に少量は果実に含まれて残っています。

そのためイガイガが気になる場合はなるべく果汁を摂らないようにすると良いですね。


イガイガの治し方


ククミシンによるイガイガ感は、15分程度で治まると言われています。
たしかに、いつの間にか治っていて気にならなかったという方もいますね。

これは、人間の唾液から常に分泌されているタンパク質がすぐに口内をカバーして治してくれるからです。

そのため一番簡単直し方は放置することです。

 

すぐに治したい場合

どうしてもより早く治したい場合は、ホットミルクを飲むと効果があると言われています。

高温によってククミシンの働きを失わせます。それでもまだ残った成分は、牛乳に含まれるタンパク質と優先的に結びつくので、すぐにイガイガ感が無くなってくれるのです。

 

加えて先に口をゆすぐことでククミシンがあらかた洗い流されるのでより効果的ですよ。