初夢にふさわしい夢と言われる「一富士・二鷹・三茄子」
この名称はよく耳にしますがその由来は聞いたことがありません
私は無知なことに知らないのですが、皆さんは知っていますか?
そこで今回は一富士・二鷹・三茄子の由来について調べてみました
調べた結果、
【一富士】
高くて美しい山、山のように広がりのあるものが出てくる夢です。富士は高大または古文の竹取物語から「不死」というニュアンスもあるため
高い目標や理想を表しています。
【二鷹】
鳥のように大空を舞うものが出てくる夢です。鷹はつかみ取るもしくは「高」から出世や成長という意味もあるようです。
可能性の広がりや積極的な行動力を表し、開運や夢の実現につながります。
【三茄子】
茄子や、果実、野菜など実がなるものが出てくる夢。事を「成す」に通じ、貯蓄や家系の繁栄を表しています。
以上の3つは
いずれも縁起がよくめでたい良い夢なので、「初夢にふさわしい夢ベスト3」ということで江戸時代から「一富士・二鷹・三茄子」と呼ぶようになったそうです。また、3つとも天下をとった徳川家康のお膝元・駿河の名物なので、上までのし上がった家康にあやかったとも言われています。
おまけとして
こうした良い夢を見るために、調べている中で発見したとあるおまじないをご紹介します。
以下の3つの絵を枕の下に置いて寝るといいらしいですよ
■宝船
七福神や宝をのせた宝船の絵を枕の下に敷いて寝ます。
■獏
悪い夢を食べてくれるという獏の絵や、「獏」という字を書いた紙を枕の下に敷いて寝ると良いです。因みに獏は実在するバクではなく、クマの体・ゾウの鼻・サイの目・ウシの尾・トラの脚をもつ想像上の獣を描く必要があります。
■回文
「長き世の 遠の眠りの みな目覚め 波乗り船の 音のよきかな」
回文とは上から読んでも下から読んでも同じになる文です。
回文についてはなぜ良い物かが分かりませんでした。
分かり次第追記します
また、一富士二鷹三茄子の続きも発見しました
続きは「四扇、五たばこ、六座頭」となるようです。
「扇」は江戸時代での宴会に不可決な舞踊の小道具。
酒とともに芸者さんたちが吸う「たばこ」。
「座頭」は弾き語りする剃髪した盲人の法師。
おそらく縁起がよいものの共通として「一富士、二鷹、三茄子」の次に「四扇、五たばこ、六座頭」が挙げられたのではないでしょうか。