車を運転する上で、必ずついて来てしまうのが事故を起こしてしまう可能性です。
皆さんは、軽い事故で保険を使いたくないと思ったことはありませんか?
保険を使うと諸々の手続きや次回の更新時に保険料が高くなってしまうので、なるべく使いたくないと考えている方も多いと思います。
そこで今回は、そんな事故で保険を使わない方法についてお伝えしていきます。
保険を使わない事故ってどんな事故?
まず、保険を使わないで良い事故はどんな事故でしょうか?
回答としては、単独事故や自賠責保険で賄える事故のことです。
単独事故の場合
単独事故の場合は、50%位の確率で保険を使わないという方がいます。条件としては、自分の車を自分の家の塀などに擦った時ですね。他人の物を壊すと強制的に「対物賠償」という保険を使うことになりますが、自分の物については、保険を使う使わないの選択権があります。
ただし、「保険を使わない=保険金は無し」ということになるので車の修理費用は自己負担となります。
また、自身の車に車両保険をつけていなかった場合は、自分の車に対しての保険は無いので保険を使うことはありません。
自賠責保険で賄える事故
これは少々稀なケースになっています。事故が起きても非常に軽い事故であれば、自賠責保険で賄えることがあります。
自賠責保険は「対人賠償」のみとなっています。他人に怪我を負わせてしまった場合、自賠責保険の補償である120万円以内ならば自動車保険は使わなくて大丈夫です。
ちなみに自賠責保険のみの使用ならば、翌年の保険料は高くならないので安心して下さいね。
保険を使うとどうなるの?
まず、そもそも保険をつかうとどうなる?と疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。簡潔にいうと次の等級(割引率)が下がって年間保険料が高くなります。
事故で保険を使った場合は1等級か3等級のどちらかが下がるようになっています。使った補償内容によって下がる等級は決まりますが、保険を使うと次の保険料は高くなるというイメージです。
例えば、3等級下がったら3年後の更新まで現在払っている保険料よりも年間保険料は高くなります。1年間無事故で過ごすと更新時に1等級上がる仕組みになっているので、3等級下がると4年後に元の保険料に戻るような仕組みです。
また、その期間中に他に事故を起こさないという条件もあります。もしも、再び保険を使うような事故があれば、また等級は下がってしまいます。
この様なことから、保険を使うことに抵抗のある人は多くいます。せっかく今まで無事故で培っていた等級が一瞬にして無くなることもありますからね。
「保険を使わない」は誰に言えば良いの?
次に保険を使わないと決めた時の場合です。事故や保険を使わないという連絡については事故担当者に連絡すれば大丈夫です。
ですが、電話番号を忘れてしまったり、稀に事故担当者がまだ決まっていないというケースもあります。そんな時は契約している保険会社に問い合わせれば解決します。
問い合わせた先で電話番号を調べたり、事故担当者に保険は使わない旨を伝達する事ができます。事故担当者は通常土日祝日は休みとなっていますが、問い合わせの窓口は休日も空いているので時間がない方にはおすすめですよ。