【元自動車保険会社員が教える】車両保険は付けるべき?

今回は、保険加入時や更新時に悩むこともある車両保険についてです。

 

車両保険の有無によって保険料は2倍にまで増額する方もいます。しかし、つけていなかったことで車の修理費が賄えないと不安に駆られることもあります。そこで今回は、そんな車両保険についてまとめてみました。

 

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車両保険って何?

そもそも車両保険とは、事故によって自分の車が傷付き修理する際の補償のことです。車が修理できないほど壊れた(全損)場合は掛けていた保険金額を上限に、部分修理ならば(分損)修理費分までと決まっています。

一見便利に見えますが、車両保険を使うと翌年の等級が下がるので高くなってしまいます。

車同士の事故や単独事故の場合は3等級下がるため、最大で20%次の更新時に高くなることもあります。

 

※等級とは?……簡単に言うと、割引率です。大抵1〜20等級に分かれており、等級の数字が大きければ割引率は高くなります。例え事故で等級が下がっても、次の更新から1年間無事故(保険を使う事故が0)の場合は1等級ずつ上がっていきます。

 

 

車両保険にはどんな種類があるの?

 

車両保険には2つの種類があります。名称は会社によって変わりますが、概ね「一般型」と「限定型」なっています。補償内容がそれぞれ違うので下で詳しく案内しますね。

 

「一般型」

一般型は車の事故であれば全般的に補償可能な万能型です。車同士の事故や台風、単独事故も補償対象となっています。
ただし地震や噴火、地震によっておきた津波は補償できなくなっています。この3つが対象外の理由は、予測のできない自然災害のため被害が大きく補償額が莫大になり、保険会社では補償できない可能性が非常に高いからです。

逆に考えると、地震や噴火に津波以外の事故は補償できる内容です。しかし、補償範囲が広い分年間保険料は高くなるので注意しましょう。また、最近保険会社によっては追加オプションで地震や噴火の場合も補償できるところもあります。

 

「限定型」

次に限定型は「一般型」に比べて補償範囲は狭くなっています。単独事故(電柱や壁にぶつけてしまった場合)や当て逃げ(車同士の事故だが相手が逃げて特定できない場合)は補償対象外です。そして、一般型と同じように地震や噴火に津波での車の被害も補償できなくなっています。


これに加入する方は、中古車だが念のために車両保険に加入しておきたいという方が多い印象です。もしも、単独事故で修理費が大きな金額になった場合は、買い替えを検討しているようです。「一般型」に比べて補償範囲が狭いため、年間保険料は車によりますが年間1から2万円前後増額されます。

 

 

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車両保険はつけるべき?

 され、題名にあるように皆さんが保険に入るときに1番悩むのが車両保険をどうするかだと思います。保険をつけていれば安心というメリットがある反面、年間保険料が高くなるというデメリットもあります。

 

私の経験から言うと新車で購入した場合や、1つの車を長く大切に乗り続けたい場合は車両保険にはいることをおすすめします。逆に、狙っている車が出てくるまでの繋ぎであったり、中古車の場合は無理につけなくていいですね。

 

また個人的な意見ですが、車が作られてから5年以上経過したら車両保険はつけなくてもいいかなと考えています。万が一、車同士の事故が起こっても相手の保険(対物賠償)からある程度補償できるようになっているので、そこで修理費を賄うことも可能です。

 

車両保険をつけて安くはできないの?

 保険をかける中で1番の希望は「補償は手厚くて年間保険料は安い」という事ではないでしょうか?

 全ての保険会社で可能か分かりませんが、私が勤めていた保険会社では期間を区切って変更ができます。例えば、1週間だけだったり明日から◯月◯日までと細かく設定できるようになっています。よくある1day保険と似たようなシステムですね。

 
この良い点はそこまで高い金額を払わなくていいことです。通常であれば年間の車両保険分を払わなくてはなりませんが、期間限定だとその変更期間の金額分で良いのです。

 

お客さんの中には、台風が近づいているから台風が去るまでであったり、車で旅行に行くから念のため付けたいという方もいました。色んな保険会社でも、天候や長距離運転する時に一時的に変更ができると聞いたこともありますが、希望する際は前もって確認したほうが良いですね。