季節の変わり目と頭痛対策

季節の変わり目は、いきなり寒くなったり暑くなったり日によって気温の変動が激しいので体調を崩しやすいという人が増えてきます。中には季節の変わり目に、特に頭痛が酷くなる人もいます。

 

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頭痛の種類には何がある?

季節の変わり目における頭痛の種類は、その原因や症状が複雑に絡み合うため、患者ごとに異なる特徴を示すことがよくあります。
また頭痛の種類は大きく分けて「片頭痛」・「緊張型頭痛」・「群発頭痛」があります。

片頭痛の場合>

月または週に何回か発生します。
ズキンズキンと脈打つような痛みが頭の片側または両側に起き、数日続くことが多い。光や音、臭いなどに過敏になりやすく、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。

群発頭痛の場合>

片側の目の奥がえぐられるような強烈な痛みです。
頭痛が起こる「群発期」には1回につき1~2時間程度の激しい痛みが1~2カ月間にわたって続くことが多いそうです。

気象の変化や環境のストレスが影響を与え、痛みの発生を引き起こす可能性がありますがこの頭痛は非常に特徴的で、滅多に起こらず気圧の急激な変動が原因になりやすいといわれています。

<緊張型頭痛の場合>
頭部全体を覆うような鈍痛や締め付けられるような頭痛です。
気圧だけでなく気温や湿度の変化も原因と言われ、特に気象が不安定な時期に症状が悪化することが報告されています。

 

頭痛の原因

季節の変わり目に起こる頭痛の場合、気圧がいきなり変化することで頭蓋内の圧も変わることが原因と言われています。

気圧が急激に上昇すると、頭蓋内の圧力も上昇し、脳の血管が拡張します。この拡張により、神経が刺激され頭痛が発生します。気圧が急激に下がる場合も同様に頭痛が起きます。

気圧の変動以外にも、気温や湿度の変化も頭痛を引き起こす可能性があります。
急激な気温や湿度の変化は、血管の収縮を活発にさせ頭痛の発生を促します。

これらの要因が組み合わさり、季節の変わり目における頭痛の原因となると考えられます。

 

頭痛が起きた時の一時的な対策

頭痛が発生した時には、できるだけ迅速かつ適切な対策が重要となってきます。

まず、頭痛を和らげるためには冷却が効果的です。
冷却によって血管の収縮が落ち着き、痛みが和らぐと言われているため保冷剤や冷たいタオルを使って頭部を冷やしてみましょう。
これによって血流の変化によって引き起こされる痛みを軽減することができます。

他にも静かで暗い環境での休息も頭痛の対策として有効です。
外部からの刺激を最小限に抑え、リラックスした状態で過ごすことで、血圧が安定し、頭痛も徐々に治まっていきます。

もし冷やせるものの用意や静かな環境にすることが難しい場合は、
深呼吸や瞑想などでリラックスすることも、神経系の過度な刺激を抑え頭痛の症状を緩和させるのに役立ちます。
どこにいても即座に実践できるので、緊急の対処としておすすめです。

より効果的な対策をしたい場合は、ミント系の香りを嗅ぐことがさらなる対策となります。ミントの香りが神経を鎮静化し、頭痛の緩和になると言われています。

アロマディフューザーを活用したりすることで、気分の安定だけでなく頭痛に対する抑制効果も期待できますよ。

頭痛を防ぐ方法

頭痛を完全に防ぐことはできませんが、生活習慣を改善することで頭痛を起こりにくいように防ぐことはできます。
血管が拡張されることで頭痛を感じるため、血管を収縮する効果のあるカフェインが含まれているコーヒーや紅茶がおすすめです。
逆に赤ワインやチョコレートは血管を拡張させる効果があるため、頭痛が起きたときは食べないようにしましょう。

他にも食生活だけでなく、十分な睡眠をとることも大切です。質の良い睡眠をとることで、血管の働きが落ち着き頭痛が起こりにくくなります。
ストレスのかからない環境で生活することで、頭痛を予防することにもなります。ですが生活をしていく中でストレスがかからないというのは非常に難しいかと思います。そのため、休日には趣味やリラックスできるよう時間の余裕を取り入れ、心身のバランスを保つことが重要です。

もしも、頭痛がひどく辛いときは頭痛薬を使いましょう。

なお頭痛薬は痛くなり始めた時に服用することで、素早く痛みを取り除くことができます。



ただし、薬の乱用で薬が効きにくくなったり、逆に頭痛を引き起こす可能性があるため、あまりにも頭痛が起きる際は病院に行きましょう。
これらの方法を組み合わせ、頭痛の原因を根本的に抑え頭痛に悩まされることのない生活を目指していきましょう。

 

まとめ

  • 季節の変わり目の頭痛は群発頭痛や緊張型頭痛などがあり、気圧の急激な変動が原因となりやすい
  • 頭痛が発生した際には、冷却したり静かな環境での休息、ミント系の香りを活用することが効果的
  • 環境だけでなく食事にも気を付け、カフェイン摂取や良質な睡眠をとる
  • ストレス管理も重要で、必要に応じて頭痛薬の使用を検討する