漫画『霧雨が降る森』は真田まことさんによって2013年に制作された探索型フリーホラーゲームを漫画にした作品です。
ゲームを遊んだり、実況をしている方もいるので見たことがある方は案外多いかもしれません。今回は、この『霧雨が降る森』の紹介です。
あらすじ
主人公の神崎シオリは大学生であり、誕生日の日に事故で両親を亡くしてしまった。
悲しみに暮れていたある日、遺品整理をしていると両親の部屋から「阿座河村」と書かれた1枚の写真を見つけた。
その写真には、両親と幼い頃の自分と覚えのない祖父の姿が映っていた。彼女は「阿座河村」が両親の故郷ではないかと考え、自分にはまだ家族がいるのかもしれないと考えその村へと赴くのだった。
登場人物
神崎 シオリ(かんざき シオリ)
19歳の都会育ちの大学生。幼少時は男子を打ち負かすほどのおてんばな性格だった。
誕生日に両親を事故で亡くしている。両親の遺品の中から阿座河村にまつわる品を見つけて、自分のルーツを探しに阿座河村へとやって来た。
話を進めるうちに、自身は記憶を失っていて覚えていないが、実はもともと阿座河村の出身だったとわかる。
須賀 孝太郎(すが こうたろう)
主人公の祖父が経営していた阿座河村の資料館の管理人であり、19歳。
しゃべることができないため、筆談でコミュニケーションをとる。大人しい性格で、足が瞬間移動並みに速い。
黒い服ばかり着ている長身痩躯なので、周りに怖がられることもある。
佐久間 美夜子(さくま みやこ)
阿座河村の住民である14歳の少女。
阿座河村で暮らす、土地の名士の娘。
霊感が強位ことから、幽霊を見たり、会話をする事が可能。家族や学校のクラスメイトとの関係があまりうまくいっておらず、よく学校をサボって阿座河村資料館に遊びに行っている。
望月 洋介(もちづき ようすけ)
阿座河村の巡査。
赴任してきたばかりなので、昔の阿座河村のことはよく知らない。お人好しな性格。
霊感はなく、村に伝わる伝承やお化けの存在も信じてはいないが、巻き込まれる形で怪異に関わっていく。ふだんから学校を抜け出した佐久間美夜子を連れ戻しに行く事が多い。
まとめ
この漫画は、元がホラーゲームのため、話が進むうちに怖い描写が次々にやってきます。しかし、臆することなくどんどん進んでいくシオリの強さが魅力的でした。
また、丁寧に作り込まれた設定と人物にゲームを知っている私も引き込まれていきました。