暴れっぷりが爽快! 「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」

映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒」のあらすじをネタバレ解説

 

映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』ブルーレイ&DVDリリース

 

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒とは

悪のカリスマ=ジョーカーと別れ、すべての束縛から放たれたハーレイ・クイン。モラルのない天真爛漫な暴れっぷりが街の悪党たちの恨みを買うなか、謎のダイヤを盗んだ少女を守る為、悪を牛耳るサイコな敵ブラックマスクとの全面対決へ!
悪VS悪のカオスな戦いを前に、ハーレイはとっておきの切り札、クセ者だらけの最凶チームを新結成。ヴィランたちの世界で、予測不能のクレイジー・バトルが始まる。

ワーナー・ブラザース公式サイトより引用

 

登場人物

ハーレイ・クイン

本作の主人公。ジョーカーと別れたことで、自身に恨みを持つ街中の悪党から命を狙われることになる。

ブラックキャナリー

ローマンが経営するバーの歌姫。
格闘技術があることを見込まれ、ハーレイが再起不能にしたローマンの部下の代わりに運転手兼ボディーガードとなる。前任の運転手がレニーに情報を流していた内通者であったため、レニーからローマンへの内通を依頼される。

レニー・モントーヤ

ゴッサム市警に勤める刑事。
過去に何度も大きな功績を上げているが、そのすべてを他人の手柄にされておりヒラのまま。

ハントレス

特定のマフィアをターゲットに活動する暗殺者。
自身は「ハントレス」を名乗っているが、他者からは「クロスボウ・キラー」と呼ばれる。

カサンドラ・ケイン

ブラックキャナリーと同じアパートに住む夫妻に引き取られた孤児。スリの常習犯で、レニーとも顔なじみ。

ローマン・シオニス

ゴッサムの裏を支配する男。
一見社交的な振る舞いをする人間だが、相手の顔をナイフで剥ぐ拷問を好む。ブラックマスクとも呼ばれており、ハントレスの仇でもある。

ビクター・ザーズ

ローマンの側近。顔の皮をナイフで剥ぐ拷問が得意。


STORY・ネタバレ

ジョーカーとついに破局したハーレイ・クイン。傷心からやけ酒を浴びたり、これまで通り他人に迷惑をかけたりと荒れた日々を送っていた。
しかしある日、ハーレイはジョーカーへの想いを断ち切る決心をし、「J」の文字が入ったチョーカーを引きちぎり、思い出のエース・ケミカル工場を爆破してゴッサム中に破局したことを独立を宣言した。

 

同じころ、近くの酒場ではゴッサム市警のレニー・モントーヤが、クロスボウで殺された3人の男たちの事件を調べていた。長年追ってきたローマン・シオニスが仕向けた殺し屋の仕業だろうという考えは、工場の爆破によって中断。慌てて爆破現場に行ったモントーヤはここで「J」のチョーカーが落ちていたことを知らされ、ハーレイとジョーカーが分かれたと確信する。

 

この破局したことはモントーヤだけでなく、過去ハーレイから被害にあった人たちも知ることになった。それにより、今までジョーカーを恐れて手を出せなかった連中から日中であろうとも追い回されることになったハーレイ。何とかやり過ごし逃げていたが、ついにローマン・シオニスに捕まってしまう。

 

シオニスは過去に大虐殺したパーティネリファミリーのダイヤを探していた。そのダイヤには秘密口座の鍵が隠されていると言われており、見つけることができれば莫大なお金が手に入る。そんなダイヤをやっと手に入れたシオニスは部下のビクター・ザーズと、自身が経営するクラブの歌姫兼運転手のブラックキャナリーに受け取りに行かせるが、スリをしながら生きるカサンドラ・ケインに盗まれてしまう。2人は取り戻そうとするが、カサンドラが警察に捕まり咄嗟に奪われないようダイヤを飲み込んでしまっていた。

 

ダイヤを手に入れられなかったことに憤るシオニスに対し、捕まったハーレイはその場しのぎで自分ならダイヤを見つけることができるから解放してほしいと言う。何としてもダイヤを手に入れたいシオニスは、ハーレイの解放と同時にカサンドラに50万ドルの賞金をかけた。そしてその頃ブラックキャナリーは、カサンドラと同じアパートに住み見過ごせなかった。そこで彼女は、以前から面識のあったモントーヤに連絡して助けを求める。

 

一方、ハーレイはカサンドラを見つけるためゴッサム警察を襲撃し見つけるも、賞金目当てにやってきた連中と戦うことに。ハーレイとカサンドラはその場を何とかやり過ごしていく。そんな中で、ハーレイの奔放な姿に魅せつけられたカサンドラは弟子入りを志願。ハーレイもこれまで関わってきた人とは違うカサンドラに絆されている様子。しかし、味方だと思っていた人物の裏切りにより誰にもバレないはずの自宅にも追手はやってきた。

 

腹を括ったハーレイはシオニスにカサンドラを引き渡すことと連絡。受け渡し場所として遊園地のブービートラップに来るよう指示すると、カサンドラから飲み込んだダイヤを排泄させるためにトイレに縛り付けた。

 

ハーレイが準備している中、遊園地に最初に到着したのはブラックキャナリーから連絡をもらったモントーヤだった。しかしブラックキャナリーモントーヤと連絡していることを目撃したザーズはシオニスに報告する。気に入っていた部下の裏切りに怒りをあらわにしたシオニスも遊園地へ向かうことに。

 

それぞれ自分の目的のために集まる中、ハントレスという女性が現れる。彼女はダイヤの所有者であったバーティネリー家の生き残りでだった。過去ダイヤを狙われるも何とか生き延びた彼女は、家族を殺した人物の一人であるザーズに復讐するためここまで追ってきたのだ。

 

これでブービートラップ内にいるのは、ハーレイ・カサンドラブラックキャナリーモントーヤ・ハントレスの5名。しかしブービートラップの周りには、シオニスが率いる軍隊。シオニスに捕まったら殺されてしまうと追いつめられた彼女たちは、生き残るために協力し戦う覚悟を決める。

 

ブービートラップ内に次から次へとなだれ込んでくる敵を、カサンドラを守りながら滅茶苦茶にやっつけるハーレイたち。そして最後の敵を倒し、ほっとブービートラップを抜けると、そこにも敵は待ち構えておりモントーヤが撃たれてしまう。モントーヤは防弾チョッキで無事だったが、一瞬のスキを突かれカサンドラが車に乗せられ攫われてしまう。

 

カサンドラを追いたいが、敵が邪魔で身動きができないためブラックキャナリーは超音波を出して敵を吹っ飛ばす。その隙にローラーシューズを履いたハーレイは滑り出し、スピードを上げてカサンドラを追う。ハーレイの追撃に、次々と部下をやられたシオニスは霧掛かった橋に逃げ込む。ハーレイが持つ銃に込められているのは1発のみ。狙いをつけて撃つも、外れてしまい形勢は不利な状況に。

 

降参するか悩むハーレイに対し、カサンドラは指にはめたリングをハーレイに見せる。それは、ブービートラップで見つけた手りゅう弾のピンだった。シオニスは焦って手りゅう弾を探すが、ハーレイはシオニスを川へ蹴落とし橋の下で爆発させる。

 

次の日、勝利を勝ち取った5人はダイナーでタコスをためながら祝杯。そんな中、下剤を飲んでもうんともすんともなかったカサンドラがトイレに駆け込み、ついにダイヤを排泄する。ところがカサンドラに呼ばれて様子を見に行ったハーレイと共に、そのまま逃走してしまう。

 

その後ダイヤは売られ、バーティネリー家に送られた資金をもとに、ハントレス、キャナリーとゴッサムシティ警察を辞めたモントーヤの3人でゴッサムシティの悪と戦う自警団「バーズ・オフ・プレイ」立ち上げる。一方自警団に所属しなかったハーレイとカサンドラは残りの資金でビジネスを立ち上げ、ゴッサムシティを自由に動くのだった。