事件の真相を突き止めろ ドラマ「アレックス・ライダー」

今回は海外ドラマ「アレックスライダー」シーズン1の紹介です。
身内が亡くなったことをきっかけに、MI6に採用された少年アレックス・ライダーの活躍を描くスパイドラマです。
この作品はアンソニーホロヴィッツの「アレックス・ライダー」をドラマ化した作品です。

 

アレックス・ライダー S1/吹替 | 海外・アジアドラマの動画配信 ...

 

アレックス・ライダーとは

アレックス・ライダーは、交通事故死したはずの叔父イアンが実はイギリス政府のスパイとしての任務中に殺害されたことを知らされ、その平凡な生活が一変する。MI6から派生した影の組織のトップ、アラン・ブラントは、アレックスが幼少期から危険なスパイ活動をこなせるよう無意識に訓練させられていたことに気づく。


叔父の死の真相と、大富豪2人の死の接点を探るため、気乗りしないままアレックスは身分を偽り、人里離れた全寮制学校ポイントブランクで潜入捜査をすることに。フランス・アルプス山脈内にあり雪に覆われたポイントブランクは、超裕福な家庭の問題児を更生させる施設とされている。しかし内部を探り始めたアレックスは、謎めいた校長グライフ博士が生徒たちを奇妙な計画の被験者として利用していることを突き止め、危険を顧みず計画を阻止しようとする。

U-nextより引用

 

登場人物

アレックス・ライダー

平凡な高校生。同じ学校のアイーシャに片想い中。叔父イアンが突然事故死し、真相を突き止めるため調査を開始する。幼少期から危険なスパイ活動をこなせるように、無意識に訓練させられていた。

トム・ハリス

アレックスの親友。映画監督を目指している。黒澤明の侍映画が大好き。アレックスとともにイアンの死の真相を探っていたが、アレックスが工作員となってからは遠ざけられてしまう。

イアン・ライダー

アレックスの叔父で、育ての親。MI6から派生した特別作戦局に所属する工作員。ポイントブランクについて調べようとした矢先に殺される。

ジャック・スターブライト

アレックスの叔父イアンに雇われたお手伝い。アレックスにとっては家族のような存在。 

アラン・ブラント

局長。イアンの上司。イアンの死後、アレックスを工作員にスカウトする。

ジョーンズ

ブラントの部下で副局長。少年であるアレックスを協力させることに気が進まないながらも教育係となる。

マーティン・ウィルビー

工作員。イアン殺害の現場に居合わせた。密かにヤッセンと繋がっている。

グライフ博士

ポイントブランクの校長。
ヒトラーを崇拝し、生徒たちを奇妙な計画の被験者として利用している。

エヴァ・シュテレンボッシュ

ポイントブランク学生部長。グライフ博士の右腕。入学希望の生徒たちを家庭訪問して面談を行い、入学させるかどうか判断する。

ジェームズ

ポイントブランクの生徒。親は武器関連の会社を経営し、家庭教師の尻を空気銃で売ったことで8週間前から滞在している。アレックスと親しくなる。

カイラ

ポイントブランクの生徒。ハッカーでクールな性格。アレックスの正体を怪しんでいる。

ヤッセン・グレゴロヴィッチ

イアンを殺害した謎の人物。工作員のマーティンと繋がっている。

 

各話STORY・ネタバレ

第1話

叔父イアンと家政婦のジャックと3人で暮らしているアレックス。イアンは表向き銀行員を装っていたが、実はMI6から派生した特別作戦局の工作員だった。
ニューヨークの実業家マイケル・ロスコーの死に疑念を抱いたイアンは、彼の息子が更生施設ポイントブランクにいることをアレックスから聞き、同じくポイントブランクに息子を入れたセレンコフから話を聞こうと夜に出かける。


イアンは同僚のマーティンとともに待ち合わせ場所の倉庫へ向かうが、そこへ現れたのはヤッセンだった。ヤッセンはセレンコフを殺したことを告げ、イアンを銃殺する。同僚のマーティンはヤッセンと繋がっており、これまでのスパイ活動が原因で殺されたと偽装するためにヤッセンの銃弾を腕に受ける。

 

翌日スピードの出しすぎによる交通事故で叔父の死を知ったアレックスは、銀行員でまじめな叔父がスピード違反をするはずがないと疑問を持ち独自に調べ始める。その後叔父の車に入れていた携帯の追跡サービスを使って叔父の車の居場所を突き止めたアレックスは親友のトムと共に倉庫へ向かう。到着した現場では、怪しげな工作員たちが痕跡を残さず処理しろという不穏な言葉を耳にし録画することに成功した。

 

そのまま追跡を始めたアレックスは、車を追って特別作戦局の建物に潜り込む。
イアンの上司で局長のアラン・ブラントは、アレックスの洞察力や行動力を見抜きイアンが追っていたポイントブランク捜査に協力してほしいと依頼する。
叔父の命を奪った組織に協力することはないと断るアレックスだったが、突然自宅に児童福祉局や移民局が訪れ強引なやり方によってしぶしぶ引き受けることになる。 

 

第2話

工作員の死に疑念を抱くブラントは、アレックスに共通点であるポイントブランクに潜入して調査するよう命じる。また副局長のジョーンズはイアンを撃った銃は韓国製と判明するも、ここまで順調にわかるのはおかしく、仕組まれているのではと怪しむ。

 

後日アレックスは親友のトムに叔父の死はただの事故だったとごまかしながら登校する。トムに様子がおかしいことを怪しまれつつ過ごす中、授業中にカウンセラーだと呼び出される。しかしカウンセラーとして紹介されたダニエルズは連邦省の人間だった。アレックスと2人になったダニエルズは叔父イアンを殺したのはブラントだと告げ、特別作戦局はブラントのワンマン体制で手がつけられない状態になっていること、このままだとアレックスもひどい目にあうと話す。

 

そして学校帰り謎のグループにアレックスが誘拐されてしまう。誘拐グループから叔父の勤務先やポイントブランクについて問われるも情報を話さない。中々正直にならないアレックスは拷問を受けるも訓練を受けたかのように耐えている。

一方そのころ帰宅しないアレックスを心配したジャックは、PCに保存されていた動画を見てイアンが殺されたことに気付く。そしてジョーンズに連絡し、アレックスの居場所を問い詰める。

 

拷問が続きアレックスだが、クリップを使って手錠を外し逃走に成功。そこへ学校で会ったダニエルズが現れ、自分を試す「テスト」だと気付いたアレックス。
テスト結果を見たブラントは、アレックスが本人も気付かないうちにイアンによって訓練されていたことを知る。

そしてブラントは億万長者デヴィッド・フレンド卿と取引をし、アレックスを彼の息子としてポイントブランクに入学させることを決定する。

 

第3話

ポイントブランク入学には面談が必要だった。デヴィッド・フレンド卿の息子として入学するなら家族としての知識が必要で一緒に暮らしている必要がある。そこで週末にデヴィッド・フレンド卿の屋敷で過ごすことに。

 

ポイントブランクの入学に備え、週末の約束も破り準備を進めるアレックスに不信感を抱くトム。ジャックからアレックスの居場所を聞き出したトムは、屋敷を訪ね叔父のイアンがスパイだったこと、叔父の死の真相を突き止めるため協力していることをアレックスから打ち明けられる。その後、帰宅したトムは「アレックス・ライダー スパイの記録」というアレックスの動画を製作する。

 

一方ポイントブランクの学生部長の面談を受けるアレックス。エヴァは問題児として演技するアレックスの正体に気付かず入学を許可がおりる。そのままアレックスはエヴァとともにポイントブランクへ向かっていった。 

 

第4話

一面雪に覆われた辺境の地にある全寮制学校〈ポイントブランク〉での潜入捜査が始まったアレックス。生徒は5人おりそれぞれ個性的だった。

  • サーシャとアラシュは完璧な優等生
  • カイラは他人に興味を示さない
  • ラウラとジェームズは問題児だがアレックスと意気投合

到着当日皿洗い中にジェームズたちとクラブにいるかのように馬鹿騒ぎをし、グライフ博士のもとへ連れて行かれたアレックスは、わざと傲慢な態度をとりシュテレンボッシュに殴打されてしまう。加えて、工作員から渡された暗号通信機能がついた音楽プレイヤーは繋がらず、スマホも事前時没収されていたことから特別作戦局との連絡手段が断たれてしまう。

 

翌日の授業では世界の99%の人間がいなくなれば、新しい世界が始まると説くグライフ博士。そして授業中に咳こんでいるラウラに医務室で診察を受けるように博士が強い口調で伝える。
授業後、アレックスは生徒の親たちの職業は武器の販売や銀行、電気通信や半導体など世界的規模の産業ばかりで他の事業に関係している人はいないことに気付き違和感を覚えるアレックス。

 

その夜ラウラを除いたメンバーで古い映画を見ている最中、サーシャがアレックスに迫ってきたが彼はそれを拒否。サーシャは起こり立ち去ってしまう。部屋に戻ったアレックスは歯を磨いている最中に気分が悪くなり担架で運ばれてしまう。

 

アレックスの自宅を訪れたマーティンは、ジャックからイアンが亡くなった夜のことについて尋ねる。そこでマーティンはアレックスが任務でポイントブランクに入学したことを知る。イアン暗殺に関与していると気付いた特別作戦局は、マーティンを捕まえて裏にいる人物を突き止めようと動き出す。しかしそのことに気付いたヤッセンは、口封じのためマーティンを殺害し彼が持っていたアレックスの写真を入手する。

 

第5話

翌朝、自室のベッドで目を覚ますアレックス。しかし断片的に悪夢を見た記憶があり、カイラやジェームズに話すと二人とも同じ経験をしたと分かる。そんな時医務室へ行っていたラウラが戻ってくるが、別人のようになり、サーシャやアラシュと同じ行動を始める。

 

3人は協力して脱走計画を企てる。しかし計画途中にジェームズがシュテレンボッシュに見つかり、「立入禁止」の部屋に連れ込まれしまう。
アレックスとカイラは立入禁止となっている2階へ繋がる隠し扉を見つける。そこには1階と同じようにアレックスたちの部屋があり、それぞれ監視カメラで本物の生徒の部屋をのぞき見ることができるようになっていた。

 

一方そのころ、第一話で亡くなったマイケル・ロスコーの息子パーカーが会社の役員を牛耳り権力を握り始めている。ブラントはパーカーと面会し、彼の発したある言葉から違和感を覚える。そしてマーティンを殺した後アレックスがポイントブランクに潜入していることを知ったヤッセンは、グライフ博士に自分で対処するよう伝える。

 

第6話

翌朝ジェームズまでもが別人になってしまい、シュテレンボッシュに呼び出されたカイラは脱出する覚悟を決め単独で行動する。アレックスはポイントブランクを再度探ることを決め地下の研究室を探り、ジェミニ計画と書かれたファイルを見つける。探っていく中で研究室の奥には、本物のラウラやジェームズ、パーカー、サーシャたちが牢に監禁されているのを見つける。グライフ博士は生徒そっくりのコピーを作り、社会に送り込もうとしているのだ。

 

アレックスがポイントブランクで行動している中、親友のトムはロスコープ・メディアに呼び出されパーカーに拘束されてしまう。グライフ博士からアレックスの過去を探るように言われたパーカーは、トムのスマホに保存されていたアレックスの動画を見つけ、博士に連絡する。アレックスが怪しいと踏んだグライフ博士は、彼に自白剤を射ち本当の目的を聞くが、抗われ聞く出すことができない。グライフ博士たちが離れたすきを狙って脱出したと思われていたカイラがアレックスを助け出す。

 

カイラと協力するためにはこれ以上嘘をつけないと判断したアレックスは、本名を名乗り正体を明かす。雪の中の移動手段としてアレックスはアイロン台を分解してスノーボードを作り、助けを求めるためカイラたちを残して脱出する。なんとか追っ手を躱して道路まで下りることに成功するが除雪車にはねられてしまう。

そしてパーカーに捕らわれていたトムは、特別作戦局に助けられパーカーを逮捕した。 

 

第7話

重機にはねられて意識を失ったアレックスは、救急車で病院に運ばれる。シュテレンボッシュは病院でアレックスの叔母と噓をつきアレックスの死を見届ける。しかしそれは特別作戦局が偽装したものだった。

 

特別作戦局は拘束したパーカーを調べ、父親とDNAが一致しないことを確認する。さらに規則的な手術痕から複数回の整形手術を行っていたこと、グライフ博士の専門分野がクローンであることが判明する。

博士は自分自身のクローンを作り、手術によって子どもたちにそっくりな外見に変えていた。彼の計画は世界の権力者の子どもをポイントブランクに入れ、彼らにそっくりな自分のクローンを代わりに送り込み、両親を殺害してすべての権力を掌握することだった。

 

特別作戦局に戻ったアレックスはポイントブランクに残した友人たちを救出するため、ウルフ率いる特殊部隊のチームと共に再びポイントブランクへ突入する。グライフ博士はすべてのデータを破壊して逃げようとするが、拘束に成功する。しかしアレックスは偽物のカイラに騙されて地下の研究室に閉じ込められ、シュテレンボッシュと格闘することに。ほとんど一方的に殴られる中、薬品が零れ落ちたことで爆発に巻き込まれる。

 

なんとか生き延びたアレックスは工作員に発見され、ポイントブランクを脱出。地下牢を抜け出して隠れていたカイラやジェームズたちも無事だった。
ブラントはグライフ博士を尋問し、イアンを殺した人物を突き止めようとするが博士は口を割ろうとせず調査は難航する。その頃、特殊部隊も撤収した後のポイントブランクにアレックスの姿が現れる。

 

第8話

ポイントブランクから出た偽アレックスは、山道で運転手を気絶させて車を奪いロンドンへ向かう。特別作戦局は捕まっていた子どもたちの両親に連絡するも、カイラの両親が事故に見せかけて殺害されたことを知る。両親の死に責任を感じたカイラは、監視の目を盗んで逃走。学校にいるアレックスに別れを告げて立ち去る。

 

そして事件の手がかりであったグライフ博士は車での移送中にヤッセンに暗殺されてしまう。この件はジョーンズからアレックスにも知らされ、アレックスはポイントブランクで「顔に傷のある男を見た」と思い出し話す。ジョーンズはアレックスの話から過去死んだと思われていたヤッセンが生きていることを知り動揺が走る。

 

一方偽アレックスは制服を身にまとい学校に現れ、トムを襲いアレックスを呼び出す。グライフ博士が死んだことを知った偽アレックスは逆上し、復讐のためアレックスを苦しめようとする。アレックスのコピーが存在することを知ったジョーンズたちは学校に駆けつけ何とか偽アレックスを見つけることに成功する。

 

しかし、偽アレックスが工作員の銃を奪いアレックスを撃とうとしたその瞬間、屋上にいたヤッセンが偽アレックスを狙撃し殺害。アレックスは日常の生活に戻るが、ブラントとジョーンズはヤッセンに関する真実をアレックスに告げられずにいた。 

感想

高校生の少年アレックスが叔父の死の真相を探るうちに、スパイになるという話でした。自分のことを普通の少年と思っていますが、第一話の時点で学校に忍び込むなど無意識のうちに身体能力や特殊技術も身につけているアレックス。

 

ですがアレックス自身スパイ活動は素人のため、スマートに行動しているシーンは結構少なかったです。実際にポイントブランクに突入するシーンは特殊部隊の人たちが目立ってたように感じます。敵をスナイプするところは、緊張の中にもうっすらとした余裕が見られお気に入りのシーンです。

 

ちなみに「アレックス・ライダー」の吹き替えは、主人公アレックス役に花江夏樹、そ親友トム役に下野紘鬼滅の刃の竈門炭治郎役、我妻善逸役を演じるお二人が声を当てられてました。
シーズン3まで公開されているので、アレックスの今後の活躍が楽しみです。