皆さんはジュエリーアイスは知っていますか?
北海道豊頃(とよころ)町の大津海岸に、1月中旬から2月下旬にかけて見ることができる美しい氷のことです。
太陽の光を受けて宝石のように輝く姿から「ジュエリーアイス」と呼ばれ、美しいと高い評判を得ています。
世界中でここだけしか見られないといわれています
見られるのは大津海岸だけ?
現時点では、大津海岸だけと言われています。
北海道十勝地方の冬は気温が氷点下20度以下になることもあります。
この厳しい寒さによって流れる川さえも凍ります。「ジュエリーアイス」の元となるのは十勝川が凍ったものです。
川の氷が海に流れ角が取れクリスタルのように透明になり、河口すぐ近くにある大津海岸に打ちあがる仕組みです。
昔から写真愛好家など限られた人には知られていましたが、2015年に豊頃町のHPでジュエリーアイスという名称で紹介されます。
その後、様々なメディアで紹介されあまりの美しさに近年では、朝早くから自然の宝石を見ようと多くの人が訪れるスポットになりました。
アクセスはどうなっている?
大津海岸へは帯広市街から車で約1時間かかると言われています。札幌から行くと、高速道路を利用して3時間40分ほどかかります。
ちなみにジュエリーアイスの見られる大津海岸までは、公共交通機関がないため車で移動のみになっています。旅行で来る方は、レンタカーを借りておくと便利ですね。
大津海岸に近づくに連れて誘導の看板もたくさん立っているので、道に迷うことはなさそうです。海岸近くには駐車場がありますので、そちらに車を停めて、5分ほど歩くと海岸に到着します。
実際に行った方曰く、ジュエリーアイスを見るのに一番おすすめの時間帯は、朝日が昇る時間帯らしいです。水平線から徐々に出てくる太陽の光を受けて、ジュエリーアイスがオレンジ色に輝きます。
朝日と同じくらい夕方にもシャッターチャンスがたくさんあるので、朝か夕方に行くといいですね。
オススメの撮影方法は?
ジュエリーアイスを撮影する際は体勢を低めにし、太陽光を氷の中に通すように撮影するのがきれいに写すコツです。
他にも海や太陽など周りの景色を背景に収めてみたり、逆に氷をアップにして光り輝く様子をいろんな角度から撮ってみたりといろんな構図を試してみてください
しかし、カメラなどの電子機器は極端な寒さは苦手です。バッテリーが一気に0になったり、電源が落ちてしまうこともあります…。
カイロなどで温めながら撮影するのがおすすめですよ。
1月中旬から2月下旬の限定で見れるジュエリーアイス、機会があれば見てみたいですね!