悲劇の連鎖!Huluオリジナル『THE HEAD シーズン2』の新展開

今回はHuluオリジナル作品である、THE HEAD シーズン2を紹介していきます。
シーズン1では、山下智久さんが海外初進出したドラマであり今作も福士蒼汰さんが出演される作品ですね。

前作は衝撃的な結末でしたがきれいにまとまり、素敵な作品でしたので今回も楽しみです。

 

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THE HEAD シーズン2とは

近くの陸から約2,700km離れた南太平洋の上を航行する巨大な船・アレクサンドリア号。それは巨大貨物船を装った<秘密研究基地>だった。

天才生物学者であるアーサーと彼が率いる優秀な科学チームは、気候変動から地球を救う調査の末カギとなる藻類の発見に成功し歓喜に沸いていた。

しかし翌朝、事態は一変する。
研究員のひとりが首の無い死体として見つかったのだ。

アーサーにとって、それは2年前の南極での惨劇と生存者「マギー」の存在を思い出すものになった。

次々と起こる不可解な出来事と増えていく犠牲者に疑心暗鬼になっていく彼らは、次第にお互いを疑い、その中で欲望や野心、そして因縁が徐々に浮かび上がっていくことになる。

シーズン1で終結したかに見えた惨劇が再び繰り返されるのは、南極でおきた復讐の続きなのか?

 

シーズン1に続いてこの人物が!

THE HEADシーズン1の続編のため、前作に登場した人物も出てきます。

  • アーサー・ワイルド
  • マギー・ミッチェル

前作を最後まで見た方はわかると思いますが、シーズン1では重要人物でしたね。
お互いに確執があるので、二人が出会ったら何が起こるかわかりません。

 

登場人物

アーサー・ワイルド

俳優:ジョン・リンチ

アーサー・ワイルド

天才生物学者

世界的権威があり自他ともに認める天才。2年前のポラリス6での事件の生存者の一人で、マギーとはその時からの深い因縁がある。


気候変動を止めて世界を救うために細菌について研究をしているが、傲慢さや成功のためなら手段を択ばない危うい一面も。乗船する科学者の一人に娘のレイチェルもいて、一緒に研究に取り組むことで関係の修復を願っている。

Huluオリジナル「THE HEAD」Season2|公式サイトより引用

 

マギー・ミッチェル

俳優:キャサリン・オドネリー

マギー・ミッチェル

医師

ポラリス6で越冬隊の任務につき、アーサーと同じく惨劇での生存者の一人。 アーサーとはシーズン1からの因縁があり、アーサーの行方を追っている。一方で、マギー自身も身を隠し生活しており、具体的な所在は不明。

Huluオリジナル「THE HEAD」Season2|公式サイトより引用

 

ユウト・ナカムラ

俳優:福士蒼汰

ユウト

コンピューター・エンジニア

いつもお気に入りのエナジードリンクを愛飲している。アーサーから、皆には内緒で、船にいるはずのないマギーの行方を見つけてほしいと依頼を受ける。次第にアーサーやマギー、ポラリスでの事件についても関心を持ち始める。

Huluオリジナル「THE HEAD」Season2|公式サイトより引用

 

レイチェル・ルッソ

俳優:オリヴィア・モリス

レイチェル・ルッソ

海洋生物学者

レックにヘッドハントされ革新的で高給な極秘研究という憧れの依頼を引き受ける。アーサーが今回の研究に関わっていることを知らずに参加する。しかし、研究一筋で家族をないがしろにしてきた父・アーサーを長年恨んでおり、確執がある。

Huluオリジナル「THE HEAD」Season2|公式サイトより引用

 

オスカル

俳優:エンリケ・アルセ

オスカル

機関長

職人気質で、アレクサンドリア号のことを知り尽くしている男。あまり周囲となじめない弟のチャーリーをいつも気にかけていて、弟のためなら何でもする。その背景には弟との過去に秘密がある様子・・・。

Huluオリジナル「THE HEAD」Season2|公式サイトより引用

 

チャーリー

俳優:ホヴィク・ケウチケリアン

チャーリー

機関士

機関長のオスカルの弟。人一倍体格が良く力も強い。兄の言うことだけを忠実に聞く一方、人見知りな性格で他人とは距離を置こうとする。唯一の友達がペットのネズミなのだが、他の乗組員とはそれを理由に度々揉め事を起こしている。

Huluオリジナル「THE HEAD」Season2|公式サイトより引用

 

アレック・カーツ

俳優:モー・ダンフォード

アレック・カーツ

保安責任者

今回の極秘研究への出資者から全幅の信頼を得ている。アーサーのチームを守り、任務の秘密を保証する使命があるため、積極的かつやや強引に犯人捜しに取り組む。みんなには内緒でアーサーの娘・レイチェルと交際中。

Huluオリジナル「THE HEAD」Season2|公式サイトより引用

 

エイミー

俳優:ジョゼフィン・ネルデン

エイミー

生物学者
アーサーの部下で彼の業績や才能を尊敬している。今までは自己中心的なアーサーの行動を理解してきたが、今回の研究には、アーサーへの疑念と不安を持ちながら参加している。志が高く優秀な反面、野心的な部分もある。

Huluオリジナル「THE HEAD」Season2|公式サイトより引用

 

ルノー

俳優:ティエリ・ゴダール

ルノー

船長
乗組員からはとても尊敬され頼りにされている。今回の極秘研究には賛同しているものの、身勝手で傲慢な学者たちに不信感を抱き始めている。

Huluオリジナル「THE HEAD」Season2|公式サイトより引用

 

各話STORY・ネタバレ

第1話

<裁判>
生物学者のアーサー・ワイルドは、ポラリス6南極科学研究基地で8人を殺害した罪でアイルランドの刑務所に収監されている。
法廷で証言するのは真犯人のマギー・ミッチェル。彼女は見事な演技でアーサーにすべての罪を負わせることに成功する。

 

<アーサーの救出>
裁判が終わり刑務所に移送されている途中、アーサーは仲間によって救出され、新たなプロジェクトに向けて動き出す。

新たなプロジェクトとは、一番近い陸地から約2700km離れた南太平洋上を航行する巨大貨物船・アレクサンドリア号が舞台。研究員や貨物船スタッフが乗り込み、アーサーを筆頭に藻類の研究を進めることに。

マギーは移送中にアーサーの行方がわからなくなったことをニュースで知り愕然とする。

 

<最初の犠牲者>
数週間に及ぶ航海中、研究調査は順調にいき素晴らしい成果を得ることができた。
そのお祝いのため夜、パーティーが開かれみんな浮かれ楽しんでいる。

そんな中熱心な研究員コワルスキーは、パーティーを抜けてひとりで研究室へ足を運ぶ。翌朝、コワルスキーがいないことに気づき、彼の部屋へ行くとそこに斬首された死体が。

アーサーは駆けつけるや2年前の南極での惨劇を思い出した。何人もの人間を殺害して自分をその犯人に仕立て上げた女性、マギーのことを…。

しかし、このプロジェクトは厳しい規程のもの準備され怪しい人物は誰もいない。
アーサーはひどく動揺し「誰かが彼女のために動いている。すぐ陸地へ戻る」といいはり、4日間かけて陸地へ戻ることに。

 

第一容疑者
犯人の捜査中、肉切り包丁が一つなくなりその時間帯にマーカスを見たという証言が出てきた。加えて、彼の首元には引っ掻かれたあとがあることからマーカスを容疑者として部屋に隔離した。
しかし、マーカスは無実を主張し、自分はやっていないと神に祈る。


死んだコワルスキーの指の爪のあいだには引き裂かれた皮膚が残っており、彼らは揉み合ったんだろうという話に。レイチェルの提案により、念のため船内でDNA鑑定をすることに。乗組員全員のサンプルを取り、残るはマーカスの部屋へ迎えに行くも、なんと彼は自殺を図っており、小窓から首に巻いていた布で窒息死していた。

 

<マギーの居場所>
ポラリス6の出来事からマギーがコワルスキーの殺害に関わっていると思い込んでいるアーサーは、ユートに彼女がどこにいるか捜してほしいと依頼する。

ユートは、掲示板でずっとアーサーに批判的な投稿をしている「アイスガール」という名前のアカウントを発見する。
アーサーはこのアカウントがマギーであると断定しユートに返信させる。

もし返信してきたら追跡でき居場所がわかるという。

 

<次の被害者>
DNA鑑定が始まり、結果が出るまで仮眠中のレイチェル。
鑑定をしているザックは結果を見て、犯人はマーカスではないことがわかる。しかしその直後、死んだコワルスキーのカードキーを使って部屋に入ってきた謎の人物により、ザックが殺されてしまう。

同じころ、ユートのPCにアイスガールから返信が。自動追跡が始まるも相手に追跡しているのがバレている様子だった。
そしてマギーから「コワルスキーに言っといて!私がハローって言ってたよって」と衝撃的な返信が。


第2話

<破壊されたDNA解析装置>
DNA鑑定していたザックが殺されただけでなく、DNA鑑定の機械も破壊されてしまった。

犯人は、セキュリティログからコワルスキーのカードキーを使って部屋に侵入したことが判明。つまり自殺したマーカスは犯人ではないことが確定。

ザックと同じ部屋にいたレイチェルは、コーヒーを飲んだら寝てしまったと話し
怪しいコーヒーポットを検査することに。

DNA鑑定装置は壊されていたが解析DNAデータは残っていた。
データを解析すると、最後にリストされていた人物がチャーリーだった…。

 

<マギーの過去>
アーサーは、マギーが船にいないのであれば乗組員がマギーと繋がっているのではと考える。マギーの過去を調べるようユートに頼む。

調査の結果、どうやらサラ・ジャクソンという女性に関係があることが判明。
実はマギーがサラ・ジャクソンの娘で、オリヴィア・ジャクソンという名前であることを知る。自身が殺したサラ・ジャクソンと親子関係である事実に驚くアーサー。

※サラ・ジャクソンは『THE HEAD』に登場

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<閉じ込められたレイチェル>

レイチェルが一人で-20度の冷凍室で作業していると、外から何者かによって閉じ込められてしまう。
冷凍室に閉じ込められたレイチェルは、なんとかエアコンをショートさせてラボを停電させることに成功。
外では、ようやくラボが停電していることに気付き、アレックとアーサーは慌ててラボへ。冷凍室で倒れていたレイチェルを運び出しアレックが蘇生させた。

 

<マギーとシルビア>
自宅でマギーはアーサーの行方を追っていた。
一緒にいると予想した他の乗組員の居場所を関係者に訊ねるも、中々行き先がわからない。


マギーは妹シルビアへ連絡し、アーサーに正体がバレたこと・あなたのこともバレると忠告し、尾行に注意して自分の元に来てほしいと伝える。
その中で、マギーは必ずアーサーを見つけ出して罪を償わせると誓う。

しかし建物の外では、マギーとシルビアの電話の会話を、車に乗った2人の人物が盗聴している姿が。

 

第3話

<拘束されたチャーリー
前話のDNA検査の結果、チャーリーが容疑者となり食事に睡眠薬を入れられ拘束される。しかしチャーリーの無実を確信している兄のオスカーは、
メアリーの弱みを突いて、チャーリーをどうにか解放するよう脅しかける。

窓のない狭い部屋で拘束されたチャーリーは、オスカーの説得も聞かず
狭い部屋に閉じ込められているのが耐えられなくなり、ドアに体当たりして突き破る。

そんな中、部屋を出たことを知らないオスカーはチャーリーを解放するよう船長に交渉するため、船のエンジンを止めて電源を落とした。

暗くなった船内では、レイチェルが脱出したチャーリーを目撃し、船長とオスカーはチャーリーを止めるべく探し始める。

しかし精神が不安定になっているチャーリーは、兄とは気が付かず物陰から飛び出し、やってきたオスカーをそのまま殺してしまう。

 

<メアリーの嘘>
メアリーはアーサーに「オスカーがコンテナから出てきて船内をウロウロするなと脅してきた」と報告する。

その言葉が気になったアーサーは空のはずのコンテナから、研究対象である藻を持ち運ぶことが可能なPBR装置を見つける。
アーサーは自分の研究を盗もうとしている奴がいると発狂してその装置を破壊してしまう。

 

<シルビアの死>

妹シルビアはマギーが暮らす家を訪れますが尾行されていた。
マギーは、妹からアーサーの娘がチームに加わっていることを知り、行方不明になっている彼女が最後に住んでいた住所を知る。

しかし突然2人の男が家の中に入ってきた。
シルビアが1人を殺すも、あとから入ってきたもう1人の男に銃殺される。マギーはその男を銃殺し生き残った。
シルビアが殺され、マギーが悲しんでいるところにアキが登場し、たとえアーサーを殺しても母親と妹は戻ってこないと告げる。

※アキは『THE HEAD』に登場

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マギーは、だからアーサーを殺さず生かしておいたと話す。
殺したいのではなく苦しめたいと語り、アーサーや娘を必ず見つけ出すと誓う。

 

第4話

<9週間前>

アレクサンドリア号に乗る前刑務所に収監されていたアーサーは、マギーの悪夢に苦しみながらも、地球を救えるのは自分だけだと豪語し、逮捕されたことに憤っていた。

そこへ、白髪の女性が面会に現れる。
彼女は友人だと名乗り「あなたが過去に何をしたかはどうでもいい、未来のために私はここにきた」とアーサーに告げる。

 

<電源が落ちた船>
電源が落ちた船ではSOSを発信し、日本の船がその電波をキャッチした。
しかし到着するのは18時間後。
18時間待っていると研究の藻が全て死んでしまうため、下層にある発電機と培養装置(PBR)をケーブルで繋ぎ電力を供給しなければならず、嵐も近づいているよう。

電気復活のため、発電機にケーブルをつなげようと銃を持っているアレックと料理人ワンの二人が行くことに。いつチャーリーと出くわすかわからないため、用心して発電機を目指す。
しかしチャーリーと遭遇し、アレックは首を絞め上げられ、それを助けようとしたワンは殺害されてしまう。

場面が変わり、レイチェルが心配し独断でアレックとワンのもとへ向かい、無事に発電機にケーブルを繋ぐことに成功した。
しかし戻る途中でチャーリーと鉢合わせになり、首を絞められるも意識が戻ったアレックがチャーリーの足に銃弾を撃ち、その隙に二人は逃げ出す。

<マギーが船の情報を掴む>

マギーはレイチェルの従姉妹のフリをして、彼女のフラットメイトのリアムに接触する。
バスルームを借りると嘘をつき、そこでアーサーからの手紙を見つける。
手紙には「私は長い間、自分の中に眠っていた心の闇に触れ全てを覆す方法を見つけた」と書かれていた。

一方、マギーの正体に気付いたリアムは、マギーのバッグから銃を見つけるとそれをマギーに突きつけて警察が来ると告げるのだったが…。

あっさりとマギーに銃を奪い返され、マギーは港の画像をもう一度見せるようにと言い、船に書かれていたアレクサンドリア号の文字を確認。

レイチェルの居場所を突き止めアパートを出たマギーは、不審な男に誘拐され車に乗せられてしまう。そのあと大きな屋敷に住む、「彼女を捕らえた」と報告を受けた白髪の女性は「ここへ連れてきて」と指示をする。

 

<コワルスキー殺害の犯人>
コワルスキーのパソコンロック解除に成功したユートが確認すると、最後に見ていたとされる研究ファイルがあった。しかし一緒に確認したグロリア曰く、それはアーサーの本に書かれていたものと違うようだ。

そしてこのファイルが作成されたのはコワルスキーが殺害された当日。
おそらくみんながお祝いしているときに作成されたのだろうと推測する。

グロリアはすぐその事実をアーサーに伝えるべく彼の部屋へ向かう。
アーサーの部屋に入り、棚の上に置いてあった1冊の赤い本を開くグロリア。するとと、挟まれていたコワルスキーのカードキーが落ちてきた。

部屋に戻ってきたアーサーに詰め寄るも、アーサーは「これは説明できる」と言いつつ動揺を隠せない。

 

第5話

<グロリアの死>

前話の最後、アーサーがコワルスキーのカードキーを持っていることを知ってしまったグロリア。逃げ場がなく、彼の部屋のシャワー室に閉じこもっているところを射殺されてしまう。

発砲音を聞きつけた人がみんなが駆けつけ目にしたのは右手を負傷したアーサーと、殺されたグロリア。
グロリアのポケットからは、アーサーが仕込んだコワルスキーのカードキーが発見される。アーサーはグロリアのことを研究を盗もうとし殺人を犯した犯人に仕立てようとしているのだ。

 

<エイミーの自白>

エイミーはユートから、「コワルスキーのPCのロック解除に成功し、なかには研究ファイルがあったこと」さらに「グロリアはアーサーにそのことを伝えに行っただけで、彼女が研究を盗もうとしていたわけではないこと」を聞く。

そこでエイミーは自分が研究を盗もうとしており、雇い主は研究の藻のサンプルやデータに億円単位で払ってくれることからユートにも協力を持ちかける。
改めて研究ファイルを見るためコワルスキーのPCを確認しに行くが、アレックによってPCは持っていかれてしまう。

 

<アーサーの疑い>

治療のためベッドに横たわるアーサーの右腕には火傷の痕があった。
本人は研究中の事故で酸による火傷だと説明するも、秘密にしていたことに疑問が出てくる。
さらに診療室にあったモルヒネなどが盗まれていることから、アーサーはそれで痛みを抑えていたのではないかと推測される。

一方、アレックがグロリアの片方の足首にだけ不自然に靴紐が巻かれていたことを見つけ確認すると、そこには「アーサーだ」のメッセージが。
アレックはレイチェル経由で、靴紐が不自然に巻かれていたことをアーサーに伝えた。

アーサーは証拠隠滅のため遺体が置いてある部屋へ行くと、そこにはアレックが待っていた。「来るのはわかっていた」と彼はアーサーが殺人を犯したことを確信しており、DNA検査の結果をいじったのも、ザックを殺したのも、すべてアーサーだという。

 

<ユートの死とチャーリーの暴走>

ユートの協力によってエイミーは藻のサンプルを運ぶ準備が完了したと安堵し、自分はこのサンプルを持っていくから、ユートは研究データが入ったハードドライブを持っていくよう伝える。しかしユートはレイチェルを閉じ込めたのはエイミーだと悟り、自分に協力させるだけさせて最終的に殺されると抵抗する。

エイミーは、彼女のコンピューターからファイルを手に入れる必要があり仕方なく行動しただけで、レイチェルを殺すつもりはなかったと弁明するも、完全に疑っているユート。
緊迫した空気が流れるも遠くで機械音が鳴り、気を取られた隙にエイミーに押し倒され、ユートはエイミーによって殴られ殺されてしまう。

船内で様々な出来事が起こっている中、船外に出てきたチャーリーは救命ボート2隻を勝手に海上へおろしてしまう。

しばらくした後、どうやらエンジンが始動した様子で船内では警告音が響く。
しかし船は動いておらず、エンジンの温度だけがどんどん上がり続けている状況。船内にいる人はチャーリーは船を爆破しようとしていることを悟る。

 

<目覚めるマギー>

マギーはお屋敷のベッドで目を覚ますと、以前、刑務所にいるアーサーのもとを訪ねた白髪の女性が姿を現す。

彼女は、マギーが南極のポラリス6で犯した殺人やアーサーをはめたこと知っており
ビデオテープの前で自白してほしいと依頼する。そして自白の代わりにアーサーがいる場所を教えると持ち掛ける。

白髪の女性はアーサーの研究を資金面で支援しているが、資金が不足しておりより多くの資金を集めるためにも、アーサーが犯罪者のレッテルを無くし優秀な科学者であると広める必要があるという。誰もが信じるようになれば、資金を調達しやすくなるからだ。

資金集めにアーサーの名前が必要だが、アーサー自身は不要で他の科学者が後を引き継ぐようだ。
捕まっているマギーに断るという選択肢は与えられておらず、自分の素性、ポラリス6での殺人の罪をアーサーにきせたと自白する。
そして解放されたマギーは、アレクサンドリア号の行方を掴むのだった。

 

第6話

<救命ボートで脱出>

チャーリーによって、船が爆破してしまう可能性が高まっている。
エンジンを止めに行った副船長のエリカと船員のキムは、無事にエンジンを止めることができたが突如現れたチャーリーが2人を機関室へ閉じ込め、炭酸ガス消火装置を作動させる。
薄くなっていく機関室の酸素、意識を失いそのまま亡くなることに。

アーサーとアレック、レイチェル、エミリーの4人は救命ボートを降ろして船からの脱出を試みる。しかし、銃を持っていた船員ウィルによってレイチェルが人質になってしてしまう。

レイチェルを助けるため、アーサーは藻のサンプルを取り出し何億ドルもの価値があると言ってウィルに差し出すのだったが、それを海に投げ捨ててしまう。怒りのあまり半狂乱になったアーサー。
銃を拾ったアーサーによってウィルは射殺される。

<判明する事実>
船の脱出する前にユートが死んでいることを発見していたアレックは、エイミーを問い詰める。観念したエイミーは、リュックから藻のサンプルを取り出しアーサーが受け取る。

するとアレックが今度は、コワルスキーの手帳についてアーサーを問い詰める。
レイチェルが手帳を読んでいくと「この仮説は成り立たない」という文字が書かれおり、細菌と藻の相互作用で毒素が排出されることが記されていた。
その時、エイミーとアレックが血を吐いて倒れてしまう。実は2人に毒入りの水を渡していたアーサー。

アーサーはレイチェルに対して事件の真相を話し出す。
実はあの日、コワルスキーから毒が生成され海に排出されれば被害は甚大だ。研究は失敗していると報告を受けていた。
何か方法はあるはずだと粘るアーサーだったがコワルスキーはそれを受け入れず。

アーサーはその後コワルスキーの船室を訪ね、毒の入った酒を飲ませて絞殺を試みるも、コワルスキーに腕を噛まれてしまう。
その際に彼の顔に血が付着したため、仕方なく頭部を切断し海に遺棄したのだ。
腕の火傷は噛まれた痕を隠すために腕に酸をかけていたのだ。

そして直後に行われたDNA検査で犯人がバレないようにザックを殺害し、コワルスキーの手帳について指摘したグロリアも殺害していた。

 

<船に残ったチャーリー>

一方1人で船内に残っていたチャーリーは、亡くなっている船長ルノーに「汽笛を鳴らしていい?」と聞き、帽子をかぶると操舵室へ行き汽笛を鳴らす。

そして、武装した警備隊らが船に到着した。
甲板へ行くと、銃を構えた警備隊に見つかりチャーリーは射殺されてしまう。

 

<アーサーの最期>

そして救命ボートでは、2人の遺体を海に投げ捨てているアーサー。
藻の完璧なサンプルがある、研究を進めよう、決めるのはお前だと言いレイチェルに決断を迫る。

しかし恋人や仲間を殺されたことに耐えきれないレイチェルは、アーサーと抱き合ったまま道連れに海へダイブする。
海中で2人は揉み合い、アーサーは必死に海面に出ようともがくも海面に姿を現したのはレイチェルだった。

 

<アーサーが病院へ>

一方、マギーはアレクサンドリア号の唯一の生き残りが入院している病院へ行くため、自らも手首を切って病院へ搬送される。

医師になりすまして生き残りの病室へ。そこで生存者がレイチェルだと知り失望の表情を浮かべるマギー。

そんなマギーの隣には幻想のアーサーが。「続けろ、終わらせろ」とマギーに囁くのだった…。

 

感想

今作は前作と同じように逃げ場のない限られた空間で、
限られた人物たちの出来事なので、誰が犯人なのか推測しながら見れました。

個人的にはマギーが船に乗り込むもしくは内通者がいることを期待していたのですが、おまけ程であまり出番がなく少し残念でしたね。
欲をいうならアーサーとマギーの騙しあいとかあったほうがより楽しめたかなと。
ですが前作に登場したアキが出てきたのは嬉しいサプライズでした。

 

6話構成のためサックリ見ることができました。
より深い作品を求める方にとっては物足りないと感じるかもしれませんが、ほどよい緊張感と誰が犯人なのか推理が楽しめるのでお勧めです!
次回シーズン3の制作が正式に決定しているので、どんな作品になるかとても楽しみです。