皆さんは、子どもの頃に眼鏡をかけると視力が下がると聞いたことはありますか?
私は小学生の頃に視力が落ちたのですが、中学生になるまで視力が落ちるからという理由で眼鏡を作れず、結構苦労した経験があります。
そこで今回は、メガネを掛けると視力は本当に下がるのかを調べてみました。
目が悪いとはどういう状態?
実際に目が悪いとは、一般的には近視のことを指しています。近視とは、近くのものは見えるけれど、遠くのものが見えないことです。中には、近視に加えて乱視(対象物がぼやけて2重に見える現象)という方もいます。
通常、目から入った映像が奥の網膜にしっかりと映し出されると、ピントが合ってはっきりと見えるのですが目が悪くなると、ピントが合わなくなり正しい情報を送れなくなってしまいます。その結果、見たものがぼやけてしまい目が悪くなったということになります。
ちなみに、近視の人が遠くを見るときに目を顰めるのは、目に入ってくる光の量を調節することで、ピントを合わせようとしているからです。逆に視力の良い人が目を顰めると、光の量が減少するので反対に見えにくくなってしまいます。
視力の下がる要因
現在でもいまだに視力の下がる理由は解明されていませんが、よくあげられるのが遺伝と環境的要因と言われています。
簡単にいうと親の視力が悪い場合、子どもの視力も悪くなる傾向にあります。実際に私の両親は目が悪く、私や下の兄弟も全員目が悪いです。
しかし遺伝だけが理由ではなく、その人の生活習慣も大きく影響していると考えられています。例えば、子どもの頃から暗いところで本を読んだりゲームをしたりと目を酷使することで、目が悪くなるといわれます。
メガネをかけると視力は低下するのか
さて、次が本題のメガネに寄って視力は下がるのかという疑問です。
結論から言うと、メガネをかけることで視力が低下することはありません。
「眼鏡をかけると視力が下がる」この言葉が出てきた理由としては、眼鏡で視力を補い一時的に正常な視界になることができます。しかし、眼鏡を外した途端に見え方に物足りなさを感じてしまい見え方に敏感になり、「眼鏡を掛けたから視力が下がった」という錯覚を起こしてしまった可能性があります。
しかし、実際にメガネをかけて近視が進む(視力検査で視力が年々下がる)場合、視力矯正に問題があると言われています。以前は視力を矯正すると近視が進むという理由から、弱めの矯正にすることが一般的でした。しかし、最近矯正が弱いと逆に近視が進むことがわかりました。
視力を下げないために気をつけること
1、メガネの度数をしっかりと合わせる
上にあるように視力の矯正が弱かったり、逆に強すぎたりすると視力低下を進行させることになります。
眼鏡を作る初めにその時の自分に合わせた度数を決めますが、年々視力は上がったり下がったりしています。おすすめとしては、健康診断の視力検査で判断すると良いかもしれないですね。
健康診断で去年よりも視力が下がっている場合は、一度眼鏡を作り直すことをおすすめします。
2、ブルーライトを浴び続けている
数年前から、ブルーライトは目に悪いと言われ始めました。ブルーライトは、波長の短い可視光線の一種で、物質を破壊する力が強いのです。
最近はパソコンやスマホ、テレビやゲーム機などにLEDがよく使われていますが、このLEDからブルーライトが多く発生しています。そのため、仕事やプライベートでこれらの製品を長時間見続けることで、目が悪くなると考えられています。
視力を悪化させないためのメガネの選び方
視力をこれ以上悪化させないためには、眼鏡の選び方が重要です。
まず、第一に自分の視力に合ったメガネを選ぶことです。上に書いたように、視力矯正が弱くても強すぎても、視力悪化を促進させます。そのため、眼鏡をかけることで周りがしっかり綺麗にと見える度数を選びましょう。
1番確実なのは眼科を受診し、現在の視力を測り眼鏡専門店で作ってもらいましょう。
最後に、ブルーライトカット用眼鏡を選ぶことです。
仕事上、パソコンを使っている方や日常の中でスマホは生活必需品となりつつあります。このことから長時間画面を見る方などは、ブルーライトカット用のメガネを選ぶと視力が下がるのを抑えてくれます。